雨に唄う

けっこう雨は好きなほうなのだが、週末にこれだけ雨が続くとさすがに気が滅入る。自分だけだったら別にそんなに気にもならないのだろうけれど、子どもたちを外に出してあげられないのはやはり辛い。昼間にある程度散歩や公園遊びをさせておかないと、夜の寝…

人生の快楽

急に寒くなったので、ココアをちびちびと飲みながら、キーボードを叩く。ブログを書くというのも、基本的には好きなことを好きなように書くだけではあるのだが、寒いとどうも文の切れのようなものも鈍る気がする。文とは然るに身体そのものなのである――なん…

内臓に問題があるかもしれないぞう

久しぶりに半日の自由時間を与えられる。髪を切り、ランニングでたっぷりと汗を流し、ワードローブを整理し、靴を30分かけて入念に磨く。そうこうしているうちにあっという間に日が暮れる。「16時半の恐怖」はあまり感じない。にんにく、たまねぎ、ピーマン…

35歳と意味の解体

運動会の振り替え休日で娘が休みだったので、僕も代休をとって、二人で横浜に散歩をしに出かけた。僕にとっては第二の故郷ともいえる、大好きな街だ。東京から電車で30分くらいしか離れていないのに、風景も人もずいぶんと違うものだなと訪れるたびに思う。…

CNT 秋の陣

今年2回目のバリウムの日が終わると同時に、9月もまた終わろうとしている。まだ日中はいくぶん暑さが感じられるが、秋の本格的な訪れもすぐそこだ。ふたつの運動会と衆院選、そして一年間の学位取得プログラムの始まりと、10月も慌しく過ぎていきそうだ。お…

英字新聞はどれを読めばいいのか

英語の/による学習や情報収集のために、何を読んだらいいのかということを時々訊かれるのだけど、これの質問に正直に答えると「何でもいいんじゃない?」ということになってしまう。だいたいそういう質問をする人は、どの媒体が云々とかいう話以前に、根本的…

タイフーン

三連休の真ん中の日曜日。西日本ほどではないにせよ、都内も天気が悪く、なんだか無為な一日を過ごしてしまった。何しろこういう日だと、子どもの遊びの種類が限られたものになってしまうため、彼女たちのストレスもだんだんたまってきて、その解消だけでも…

「バリバリ働く」という幻想

「バリバリ働く」というのは、おそらく日本語として公正妥当として認められたコロケーションであるように思われる。しかしながら、残念なことに僕は、「バリバリ働いているね」とかそういうことは言われたことがないし(ヘロヘロになるまで、とかはよく言わ…

カリアゲ狂騒曲

急に気温が下がったせいか、なんだか微妙に体調がすぐれなかったので、この週末は意識して疲れをとるようにした。8時間ほどの睡眠をとって、外出を控え、栄養のあるものを摂る――とまあ、コンサバながらも教科書的な週末を過ごしたわけである。空き時間には金…

いつかの街へ

娘2人を連れて帰省する。このブログの一年前の記事を見ると、どうやら昨年もこの8月4週に子供連れで帰省していたようだ。とはいえ、去年は長女だけだったのに対して、今年は僕一人で長女・次女をケアしながらの帰省だったので、かなり難易度は上がったような…

やりたいことがないことについて

やりたいことがない。いや、そういう言い方は適切でないのかもしれない。情熱の行き場がないと言ったほうがより表現としては正しいような気もする。 同年代の周りの人々を見ると、どうもこの35歳あたりというのはそういう意味での分岐点であるようだ。だいた…

8月の長い雨、代償の風景

連日の雨で夏であることをすっかり忘れてしまいそうになるけれど、その分だけ東京の街は少しだけ僕に親密になってくれているような気がする。そぼ降る雨というのは、少なくとも僕にとっては、intimacyの象徴みたいなものだ。昔からデートはそういう日にする…

8月9日、再び

ちょうど一年前の記事を見てみたら、その日も一年で一番暑い日だったようである。8月9日が年で一番暑くなったのは過去50年くらいで何日あったのだろう。いずれにせよ、ここ1週間くらいが今年の暑さのピークで、盆を過ぎれば秋の足音が聞こえてくるだろう。僕…

グアム

ブログというのも仕事や勉強と似たところがあって、一度書くのをやめてしまうとなかなか筆を執る気になれない。歯磨きほどに日常における優先順位が高いわけではないし、現代人はだいたいにおいて他にすることがいくらでもあるので、まあ仕方のない話ではあ…

上流階級

いつもの日曜の終わりと同じように、今日もフラフラなのだが、気分転換がてらに少し書く。文章というのも生モノの要素がかなり強いため、明日仕事モードになってしまったら、今日書きたいと思っていることは書けなくなっている可能性が高いからである。 ☆☆☆ …

壮行会

7月も半ばなので当たり前なのだが、毎日毎日うだるような暑さである。それによって我が家のゴーヤの発育がよくなっているのはいいことなのだが、こう雨が少ないと、だいたい水不足になるか、秋口にひたすら雨が続くかというあまり好ましくない二択になってし…

統計家と生きる意味

「そもそもなんで統計の仕事を始めようと思ったんですか?」と僕は彼に訊いてみた。 「高校の頃だったと思うんですけど」、彼は少し照れ笑いを浮かべながら話し始めた。「人が不幸になるのは、予想できないことが起きたときじゃないかと思ったんです。災害し…

夏がはじまるよ

本格的に暑くなってきた。同時に予算関連の業務も始まり、年一番の繁忙期に入ろうとしている。そんなときでも家庭内労働の量は減るわけもなく、結局優先順位の低い事項をバッサバッサと切り捨てることでなんとか日常が回っている。そんな風に、慌しい夏が今…

プロジェクト、フィリピン、ヒカルちゃん

だいたい最近いつもそうなのだが、雑事に忙殺されて更新が遅れてしまった。何人かの友人にビールを飲みに行こうとか、ご飯を食べに行こうなどと声をかけてみたはいいものの、そちらもまったく追いついていない。35歳の梅雨もまた、社内調整に明け暮れている…

雨にたゆたう

6月の雨の日曜日というのは、人生の意味とその空しさについてぼんやりと考えるにはおあつらえ向きである。疲れがたまっていたのか、体調もあまり芳しくなかったので、僕はベッドの上で過去あったいくつかの出来事についてぼーっと考えつつ、人生に果たして意…

ヘロヘロ世代

以下は2012年とけっこう古い記事なのだが、自分のことを書いてくれているのではないかというくらいにタイムリーな内容のでリンクを貼っておく。 http://www.economist.com/node/21560546 要旨は以下のような感じである。いかにもEconomistらしい上質な英文で…

余はいかにしてMBA candidateとなりしか

金曜の夜、お高いホテルのお高いフロアにあるバーのプライベートスペースで、ビジネススクールの歓迎会が開かれる。15人ほどの参加。日本人と外国人が半々くらい。こういうところにくるといつもそうなのだが、だいたい少年だったころの自分との距離にめまい…

三宮を歩く

というわけで、神戸まで行ってお客様に謝罪と説明を行う。説明自体は滞りなく終えることができたのだけれど、やはりあまり納得はしてもらえなかったような印象である。こちらに落ち度があるのは100%明らかなので、もうそこは謝るしかないのだが、まあ不十分…

35の夜 (reprise)

­­もう少し早く書きたかったのだけれど、いつものとおり日々の雑事に忙殺されてしまっていた。そうなると、夜にあまりPCを開こうという気になれなくなり、いきおいブログを書くということもなくなってしまう。まあ昼間10時間くらいPCを見ているのだから、そ…

SNSはなぜ孤独感を生むのか

旧い友人がこの春に一冊の本を出版し、僕がかつて属していた世界(思想村)はそのことでちょっとした盛り上がりを見せた。まあ哲学書の類と言っていいだろう。狭い世界なので、世間で話題になるというようなレベルではなかったけれど、少なくともその世界で…

村上訳『グレート・ギャツビー』を読む

久しぶりの一人の夜だ。ジムでたっぷりと汗を流し、簡単に夕食を済ませ、今日するべきことを書き出す。このブログのアップデートもその中のひとつだ。というわけで、好きな音楽をちょっと大きめの音でかけながら、この記事を書いている。 ☆☆☆ 読んだ本。F. …

アフリカ料理

連休である。とはいっても相変わらずの平常運転であるどころか、例によって休日出勤も入っている。日本で鯉のぼりが上がっていようと、アメリカ人もシンガポール人もそんなことには構ってくれないので、まあこのあたりは宿命として受け入れるしかないのだろ…

ちょっと遅れてサクラサク

というわけで、合格通知がやってきて、秋から予定どおりビジネススクールに通うことになった。このご時勢にMBAを取得することの意義やら、自分なりの考えなんかはまた近々この欄で論じてみたいのだが、春のパワポ祭りでちょっと疲れているので、また日を改め…

面接終了

とりあえず志望校との面接は終わった。面接官はアメリカ人の女性。東海岸系のアクセントの人で、やわらかな物腰の中にもインテリジェンスが感じられた。レジュメを見る限りでは僕より3、4歳若い人だと思うのだけれど、欧米の女性で30歳を超えている人だと、…

町内会という名のカオス

雨の中、地元の――というか今住んでいるところの――町内会に参加する。「桜まつり」という名目だったのだが、残念ながらその日は一日中雨が降り続いていたので、実際には「周辺住民が集まって飲み食いをする会」とでも呼ぶべき様相を呈していた。自分の人生を…