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サラリーマン的実存

前のエントリから一週間か。7日間は慌ただしく非人称的に過ぎていった。会社員というペルソナを演じているときは多かれ少なかれ自分の親密さを覆い隠している部分があるから、どうしても平日に無機質という印象がつきまとってしまうのだろう。

とはいえ、転職して早7か月、職場の面々ともようやくコミュニケーションが円滑にとれるようになってきたなあと思う。初めは製薬業界というところのあまりのドメ度、それにパワーポイントの稚拙さに辟易したものだが、良くも悪くもそこはずいぶん慣れてきたような気がする。幸い、今日あった年間レビューでも上々の評価をいただくことができたので、まあ新米管理職としては最低限の仕事ができたのだとは思う。

一方で、それが僕の社会的な意味での実存を保証してくれるかと言えば、答えはおそらくNoである。また、それは家族という社会的な制度によって保証されるものでもないだろう。僕は別にキルケゴールの信奉者ではないけれど、人間存在は本来的にはもっと個別的なものだと思うからだ。その点、35歳という人生の折り返し地点を目の前にしているという意味でも、これから僕は「どうやって自分に還っていくか」ということを考えなければならないだろう。もちろん答えのない問いではあるのだけれど。

というわけで(でもないのだが)、年末はモリエールでもゆっくり読みたいなあと思う。あとはやはり英語の勉強。英語、英語、英語。中高生の頃の僕の中でギターが占めていた位置にあるのは、今はおそらく英語なのだろう――モチベーションの源泉は微妙に異なるけれども。

とはいえ、久しぶりにゆっくりギターを弾いてみたいなあ。「そんな余裕はいらないのかな」―—いやはや、余裕は大切だと思うぜ。大人になっちまったな。But those were the days.