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下田

ほんの数日ながらも、夏休みということで、下田でゆっくりと過ごす。ここ数年、夏休みは行先に伊豆を選ぶことが多い。理由は以下のようなものである。

 

安い。沖縄・グアムあたりだと、最低でも4人で20~30万、ハワイだと50万程度の予算が必要となるところ、伊豆なら10万円以下でかなり楽しむことができる

近い。東京から2~3時間で行くことができる。交通費もあまりかからないし、近いので子どもも移動でストレスがたまりにくい。逆に、子連れでの飛行機は、場合によっては凄惨な様相を呈する

おいしいものが多い。海産物はもちろんのこと、肉・野菜もほとんど地元のものが出てくるため、新鮮でおいしいものが多い

レジャースポット・観光資源が豊富。日本有数の温泉地でもあり、歴史のある場所なので当然なのだが、観るべきところが多い。海も山も川もある。東京から移り住んできた人も多いためか、文化資本もそれなりに蓄積されている

海がきれい。特に下田エリアについては、東京湾でも屈指の透明度(特にヒリゾ浜)。美しさであれば沖縄には一歩譲るが、都内からアクセスする場合のROIを考えると、下田が一歩上ではないかという気がする。また、沖縄は若干政治的に複雑な部分があるが、それに比べると下田は精神的な障壁がほぼない

言語が理解できる。というのは半分冗談なのだが、僕は静岡県内の生まれなので、伊豆の方言はだいたい理解できる(というか、静岡の方言の核を成す「~だら」はほぼ県内共通である。この言葉には、おそらくネイティヴ・スピーカーにしか理解できない、独特の鷹揚さがある)。これにより、当地で出会う人々に親近感を持たれやすい

  

 

というわけで、3日ほどほとんど何も考えずに、海を見て魚を喰らいながらぼーっと過ごす。一応IPadを持っていったので、仕事のメールは見ていたものの、さすがに積極的に返信する気にはなれなかったため、緊急のものを除いてほぼすべて放置とした。その分いろいろ本が読めるかなと思っていたのだけれど、結局シッター業で忙殺されてしまい、自分のための時間はほとんどとれなかった。

 

 

それにしてもいつも思うのだが、なぜ宿泊施設には夜ゆっくりと本を読む場所がないのだろう。本当は家族が寝静まった後、ゆっくり白ワインでも飲みながらエッセイを読みたいのだけれど、部屋もラウンジも暗いので、どう考えても文字を追うことには不向きである。たぶん需要はあると思うので、どこかにそういったことができる宿泊施設があればいいなあと思う。

 

 

余談ながら、アメリカで会計士試験を受けたときには、ホテルに専用の勉強部屋が設けられていて、そこでは24時間快適に勉強することができた。軽食・飲み物もフリーだった。ああいうスペースがもっといろいろなホテルにあってもいいいと思うのだけれど、どうなのだろう。でもまあ、バカンスに来て、22時から「ちょっとヘーゲル読みに行ってくる」と部屋を出ていったら、あまり家族はいい顔をしないだろうなあとも思う。難しいところである。