海を見に行く

娘を連れて帰省する。主役はあくまで彼女であって、僕は言ってみればオマケである。というわけで、久しぶりに実家に滞在しているが、相も変わらず僕はエクセルを開いて、予算関係の作業をしている。まあそれはそれとして、久しぶりに見た街はところどころの店のテナントが変わっており、そうでない店についてはしかるべき年数分の経年劣化が進んでいた。時が過ぎるとはそういうものなのだろう。

 

実家に荷物を置き、洗車やら、水周りのカビとりやら、普段目の行き届かない部分の掃除をひととおり済ませる。その後、いつものもトレーニングスタイルに着替えて、35℃の灼熱の中、海までランニングに出かける。別に酔狂というわけではない。陽が出ている時間に海が見たかったというだけの話だ。たぶんその海の近くで育ったせいだと思うのだが、都会のビルの中で暮らしているとその光景が妙に恋しくなることがある。もちろん千葉にだって、三浦にだって海はある。それでも、それらの海には沖の遠くのほうから聴こえてくる、「ゴゴゴゴ」という雄大な海鳴りの音が決定的に欠けているのだ。それを聴くという行為には、気分転換に留まらない、一種霊的な意味づけさえあるような気がする。スピッツの「愛のことば」のPVはこの砂浜で撮影されたのだが、その映像にもその霊性めいたものは確実に付与されているように思う(そして曲そのものにも)。ともあれそういうわけで、何年かぶりに僕はその海を訪れ、彼岸に行ってしまった何人かの旧友のこと思い、祈った。

 

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このブログを始めて1年だという通知がはてなから来た。早いものである。そういえば、去年某テストが終わったのをきっかけにこのスペースを作ったのだ。僕は1年でいくらか変わっただろうか?よくわからない。確実に言えるのは、去年の今頃に比べると、今の僕はさらに自分のための時間がなくなってしまったということである。いいか悪いかは別として。

 

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年一番の繁忙期ということもあり、さすがにあまり余裕がない。書きたいネタはいくつかたまっているのだが、今日はもう寝る。明日はお偉いさん対応。