弥生は走る

前のポストの日付は3/11なので、そんなに前でもないのだが、先週書けなかったこともあて、キーボードを叩くのがずいぶん久しぶりであるような気がする。レポート提出の締めきりが複数あった上、仕事でも短期プロジェクトでバタバタとしていたので、ここ2週間は自然と英語でのアウトプットばかりになっていた。もちろん日本語は毎日書いているのだが、それらの多くはメールであり、またその大部分は定型化された文章である。母国語でのspontaneousなアウトプットができる場所というのは、家族・友人との会話を除くと、今の僕にはこのブログくらいしか残されていないので、ここに定期的に戻ってくるというのは、単なる定点観測にとどまらない意味を持っているのではないかと思う。まあそんなに大げさなものでもないのだが。

 

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マーケティングの講義が佳境に入っているのだけれど、結局なにをどう理解すればいいのかさっぱりわからない。確かに基礎的なフレームワークビジネスパーソンとしての教養とも呼べるものだろうし、購買という現象や傾向を説明するのに、切り口としてある程度は有効だろう。しかしながら、とりわけ日本という市場の特殊性を考えると、古典的なマーケティング理論というのはほとんどまともに機能しないのではないかと思う。何しろこの国は、年収2,000万だろうとサイゼリアの豆サラダを喜んで食べている人もいるし(僕もけっこう好きだ)、逆にフリーターだろうがルイ・ヴィトンを喜んで着ている人もいるなんていうモザイク消費社会である。だからこそP&Gは将来の幹部候補に日本を担当させるなんて話を聞いたことがあるけれど、いずれにせよ単純なセグメンテーションが通用するほど、現代社会におけるマーケティングは甘くないよなあと思う。今のところ、僕にとってのこの講義の最大の収穫は、僕はマーケティングという職種には向いていないということがわかったという一点である。

 

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木曜日から金曜日にかけて株がまたガクッと下がって、一日で15万円くらいの含み損が出てしまった。一方で、来週には多額の学費の支払いがあるので、ここ数週間の円高傾向は少しばかりの恵みではある。まあ昨年末くらいまでの株価はどう見ても世界的に高すぎた嫌いがあるので、適正な水準に戻ってきたと解釈するのが妥当なのではないかと思う。しかしながら、日本国内だけを見ても、ちょっと政治の潮目が変わってきた感じがするのは気がかりである。僕は別に自民党が好きというわけでもなんでもないのだけれど、政治が荒れると、少なくとも経済的にはあまりいい影響はないので、このあたりは一投資家として留意が必要な部分である。しかしながらたった8億円のことでなんでこんなに揉めているのか、僕にはよくわからない。そんな無駄なことは正直どうでもいいので、頼むから100兆円を少しでも有効に振り分けるために知恵を振り絞ってほしい。

 

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来週は講義がないので、少しマトモな記事を書こうと思っている。ちょっとした旅行にも出かける予定である。寒さのピークは過ぎてしまったけれど、久しぶりに温泉に入ることができるのが楽しみだ。