千載一遇

 毎回毎回オープニングのネタが同じでうんざりするのだが、本当に時間がない。とはいいつつサッカーはけっこう見ているので、時間がないというのは単なるクリシェというか、甘えと言えなくもない。とはいえ、5時間以下の睡眠が一ヶ月近く続くというのはやはりなかなかしんどいものがある。

 

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仕事中、アイスコーヒーを買いに外に出たところで、前職の同僚であったディレクターに出くわす。その場では紋切り型の挨拶をしただけだったのだが、その後Linkedinにメッセージが入り、「今いる会社でひとつポジションが空いてて、お前に合っていると思うんだけど、受けてみない?」との由。実はその会社は前々から興味のあった会社だったので、声がかかるだけでもかなりうれしかったのだが、それに加えて、紹介されたポジションと僕のキャリアとのマッチングはほぼパーフェクトに近いものだった。ファイナンス・分析関係のスキルと、今MBAで勉強している戦略関係の知識を両方とも生かすことができる上、勝手知ったるソフトウェア業界である。おそらくは年齢的なフィット感も問題ないはずだ。これから転職活動をはじめようとしているところで、このようなポジションを紹介してもらえるとはなんという僥倖なのだろうと思った。とりあえず明日先方のHiring managerにカジュアルに話を伺ってくる予定。

 

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昨日、サッカー日本代表が大金星を上げたのは周知のとおりだけども、これは僕にとっても本当にうれしかった。恥ずかしながら試合を見ながら少し泣いてしまったくらいである。何が涙腺を刺激したかというと、柴崎が後方から小気味良くパスを散らしている姿であった。明らかに格上の相手に対し、自信を持って後方からゲームをコントロールする彼に、いつかの遠藤の影を見てしまい、「ああ、日本のサッカーのDNAもこうして受け継がれていくのだな」などと考えていたら、思わず胸が熱くなってしまった。それと同時に、何点差で負けるだろうなどばかり考えていた自分が恥ずかしくなった。もちろん、あまり褒められたものではいミスもあったけれど、ワールドカップ本番初戦で勝つことができたことの価値は、それによって少しも貶められるべきものではない。

 

それにしても、ナショナリスティックな物言いは普段意識的に避けるようにしているのだが、スポーツと料理に関してのみ言えば、僕は産経新聞平均購読者にも負けないくらいのナショナリストではないかという気がする。生粋の左翼はワールドカップなど見ないのだろうか?詳細は不明である。

 

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あと2週間で学校は夏休み。それとともにリクルーティングの夏が始まる。ぶったおれるまでやりきろう。