流されゆく日々

相変わらず仕事が重い。初めて行う業務が多いことに加えて、立場上社長以下のお歴々にいろいろと提案をしなければならない立場なので、気を遣うことも多い。いま取り組んでいるのは、社内で使用するKPIをすべて見直すという業務で、これらに検討を加えて最終化するというのが、2月半ばまでの最も重要なマイルストーンとなる。まあストレスフルなのは重要性の裏返しなので、充実感とのトレードオフという意味では仕方ないのかもしれない。。

 

こうした仕事を楽しんでいるかといえば、まあ楽しんではいるのだが、一方で「ああ、ここもやはり会社なのだな」と感じさせられることが増えているというのも事実だ。就業環境は素晴らしいし、いわゆる優秀な人たちに囲まれているとも思うので、おこがましいとは思うのだけど、それがまあ率直な感覚である。そんなわけで、目の前の仕事はがんばりつつも、40歳以降はもっと自由で、社会的意義が感じられる仕事がしたいなあと改めて思い始めている。考えてみればこれは昨年の今頃に考えていたこととまったく同じだな。

 

☆☆☆

 

MBA後の私生活はおおむね順調だと言っていい。やや仕事が重い時期なので、納得できるだけの改善はできていないものの、自宅の改装・体のメンテナンスは順調に進捗している。暖かくなるころからは、英語の学校にも通い始めたい。こちらは、プロの通訳と同程度の水準を目指すための投資である。正直このレベルになると、独学ではなかなか厳しいものがあるし、同志を見つけたいという思いもある。こちらにも、わかりやすいKPIが設定できればいいのだが、検定試験で点を取る能力と、実務での英語能力というのは相当程度ベクトルが異なるので、なかなか目標が設定しにくい。

 

なお、その他も年内の個人KPIとして、15項目を設定し、これらを月次で確認していくという運用をすることにした。こうなると、どこまでが仕事で、どこまでがプライベートなのかがどんどんわからなくなっていく。おそらく僕は、そういう一元性みたいなものが好きなのだろう。「ここを見ればだいたいのことはわかる」というようなものが。

 

☆☆☆

 

上記のとおり、生活の質は明らかに向上しているのだが、やはり根底にはなにかへの「ぼんやりとした不安」がある。将来に対するものだろうか、あるいは年齢を重ねることへの焦りなのだろうか。ミッドライフクライシスというのは、こういうところから発生するのかもしれない。「何をどこまで信じればいい」のか、僕はその問いに対する答えをまだ持っていない。というわけで、まずは目の前の課題をひとつひとつこなす。「それは思考停止だぜ」という、もう一人の自分の声を抑えながら。