富士へ

結局また2週間経ってしまった。いつも書いているとおり、週に一度くらいは記事をアップしたいと思ってはいるのだが、だいたい忙殺されていることと、仕事漬けでキャッチ―なネタに乏しいというふたつの理由により、どうしてもこれくらいのペースになってしまう。まあ細々とした個人ブログだし、いきおいそんなに高い期待を寄せられているわけでもないと思うので、無理のない範囲でぼちぼちとやっていこうと思う。とはいいつつ、もう5年もここに戯言を書き続けているのだから、これはこれでちょっとしたものである。

 

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子どものリクエストに応え、連休は富士山のふもとでキャンプをした。3家族合同という、僕にとっては新しい形式の集まりである。子どもが発端となってそういう機会に恵まれたことを考えると、ああ彼女はもう彼女の社会に生きているのだなという、なんとも言えない感慨のようなものが感じられる。雨の予報ではあったものの、当日はほとんど降雨はなく、涼しい空気の中でのんびりと食事とお酒を楽しむことができた。夜は娘を含む女子小学生3人と同じテントに寝るという、これまた新しい経験だったのだが、これはもしペドフィリアの人だったら楽しくて仕方ないのだろうな、と思った。帰りは東名が今年一番の渋滞で、たかだか150kmくらいの道のりに7時間もかかってしまったが、総じてよい休日の過ごし方だったと思う。

 

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キャンプから帰ったのもつかの間、休日をつぶしてビジネスレビューの準備。3日連続で26時までかかって、なんとか木曜のレビューを首尾よく終えることができた。それはそれでまあいいのだが、この文書作成作業は、ものすごく労働集約的というか、僕の気合いだけでなんとかしている状態なので、そろそろなんとか自分なしで回る仕組みを考えないと、遅かれ早かれ限界が来てしまうだろう。実際、レビューが終わったら木曜から日曜の今日まで、疲れから昼間はほとんど何もする気が起きなかった。それくらい消耗が激しいのである。このあたりをどう改善していくかは来年の課題としたい。

 

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朝から竹内結子の訃報。僕は特に彼女のファンというわけでもないけれど、どう見てもそういうことをしそうなイメージはなかったので、朝ネットニュースを見たときはさすがに言葉を失ってしまった。人から見れば順風満帆の人生に見えただろうが、本人にしかわからない葛藤があったのかもしれない――というか、ない人などいないのだろうが。『ノルウェイの森』の世界が現実を侵食していくようなおそれを感じた。

 

いずれにせよ、死者は何も語らない。残された子どもたちのことを考えると、やはり胸が痛む。