グアム

ブログというのも仕事や勉強と似たところがあって、一度書くのをやめてしまうとなかなか筆を執る気になれない。歯磨きほどに日常における優先順位が高いわけではないし、現代人はだいたいにおいて他にすることがいくらでもあるので、まあ仕方のない話ではある。ともあれ、久しぶりに少し時間と心の余裕ができたので、少しとりとめのないことでも書いてみたいと思う。

 

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予定どおりグアムに行く。乳幼児を連れていると、3時間半の飛行時間とはいえ、とても長く感じられる。今回は最初から最後までずっとレンタカーでの移動だったのだが、これは正解だった。ツアーなんかでは無視されてしまうような小さな史跡に多く寄ることができたし、ちょっとしたスーパーでの買い物も楽にすることができた。僕は東京では車にほとんど乗らないので、子どもたちも車ベースの滞在型生活はずいぶんと新鮮に感じられたようである。それと関連して、今回はいろいろなところで地元の人とちょっとした会話をすることが多かったのだが、彼らの多くは気さくで、とても話しやすい人たちであった。とはいえ、おそらく彼らは彼らで、間違いなく日本人に対しては複雑な感情を抱いているのだろう。かつて日本人はかの島を一方的に占領し、また90年代以降は当地の主要観光客として、島の景観を相当程度変えてしまったというふたつの点において、この土地にとっては歴史的に影響の大きかった存在である。そういうことを考えていると、地元の人たちと他愛のない会話を交わしていても、どこかこちらも居心地の悪さのようなものを感じてしまう。ちなみに、日本とグアムとの関係を網羅的に記述した本がないかと思い、本屋を探してしてみたのだが、ハガニアにはまともな本屋が一件しかなかった(そこもキリスト教系の書店だった)。南国では読書という習慣があまりないのだろうか。

 

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ダウも日経平均も多少の上下はあるにせよ、非常に高い水準で推移している。一方でVIXの基準価額は78円まで下落していて、世界中が過剰なリスクオンになっているような印象を受ける。あまり根拠もないのだが、おそらく今年の下半期には大暴落につながるような何かが発生するのではないか――例えば戦争や多国籍企業の倒産などが考えられるだろう。まあとりあえずできることといえば食料品の備蓄くらいなので、来週あたりに一度非常用食料の買出しをしていくつもりではある。

 

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なんというか、間の抜けたエントリだなあと思う。真夏ゆえの中だるみみたいなものかもしれない。