ブートキャンプ

文字どおり嵐のような一週間であった。備忘がてらに起こったことについて簡単に記載しておく。

 

  • 入学式では面接を担当してくれた女の人に初めて会う。あんまり美人でひるんでしまった。「きっと人生最高の一年になるから、がんばってね!」との由。泣きそうになった。
  • 一週間、文字どおりのブートキャンプ式で勉強。学校のミーティングルームで毎日午前1~2時までガリ勉。その後ホテルで日本の仕事。死にそうだったけれど、高揚していたからなのか、疲れはあまり感じなかった。
  • 終了日一日前の懇親会では初めてクラスみんなで酒を飲んではっちゃける。ラテン系の人々は午前零時を回ったらセックスの話しかしていなかった。男は世界中どこにいってもだいたいどうしようもない。
  • 最終日は最後のコマのあとで、クラス有志でレアル対アトレティコを観に行く。凄まじいボルテージで鼻血が出そうになったが、試合は0-0であまりぱっとしなかった。CR7もトーレスも出来はいまいちだったが、ジダンが観られたのはうれしかった。
  • 翌日帰りの便のフライトで、なんとスーツケースがロストに。手続きに手間取り、会社に遅刻する。この日はさすがに時差ボケと眠気で仕事にならなかったが、同日夜はなんとか気合でレポートを書ききって提出。寝たのは午前4時だった。
  • 翌日はお客様のところに謝罪訪問に行ってこきおろされる。100%こちらが悪いのでまあ仕方ない。
  • 今日スーツケースが届いた。航空会社から何の謝罪もないところを見ると、文化の違いというのは凄まじいなあと思った。

 

一週間でとにかく感じたのは、やはり英語がネックだということだ。僕以外のほとんどの人は「国語」としての英語で学習をしているのに対し、やはり僕は「外国語」としての英語で、なんとなく他人の靴を履いているような感じで勉強しているのである。そうなると、ケースの読みや議論の深さに差が出てしまうのもむべなるかなというところで、歯がゆさを感じることが多かった。もう単純に意味を取るという、いわゆる大学受験的な読み方ではなく、意味を取り、行間を読んで、適切なアウトプットをすばやく出すというレベルでないと、まったく価値がないのだなあと思った。というわけで、やはりそれには英語を擬似母国語というレベルまで高める必要があるということだろう。個人的な感覚値だと、だいたい英語になると僕は戦闘力が日本語の30%くらいになってしまうので、これを70%くらいまで高めるのがここ1年での目標となる。

 

ともあれ、ずっと夢見ていた、「国際的に知られているトップスクールで、英語で教育を受ける」ということができたのは――36歳にして――、僕としても感無量であった。ひとまずは納豆と海苔の生活のありがたさをかみしめつつ、疲れをとって2月のシンガポール遠征に備えようと思う。

 

なんかすごくポジティヴな記事だな。24歳くらいに戻ったみたいだ。まだまだやれるんじゃないかな、なんとなくそんな気がする。The best is yet to come、である。