病み上がりで折り返し

ずいぶんと更新するのが遅くなってしまった。先週小旅行に行っていたというのもあるのだけれど、それ以上に体調が思わしくなかったのが主な理由である。例年春先には体調を崩しがちなのだが、例に漏れず今年もそうなってしまった。原因はおそらく子どもからもらった溶連菌で、3日ほど体調が思わしくない日が続いたので、仕方なく耳鼻科で薬を処方してもらった。今回は家族4人がほぼ同時に罹患してしまったので、家庭内のオペレーションの質は一時的に著しく低下し、リビングは空き巣に入られた後のような状態が数日間続くという有様だったのだが、体調の回復にあわせてなんとか部屋の状態も持ち直してきた。

 

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MBAもそろそろ折り返し地点ということで、そろそろリクルーティングの準備を始めなければならない。身も蓋もない言い方だが、経営学修士はお勉強とはいっても、その実はほぼ100%の投資なので、それに応じたキャッシュフローの増加をなるべく早く実現する必要がある。そして、たいていの場合、そのためには転職という道を選ぶのが近道である。手元でそろばんを弾いたところ、3年以内に投資額を回収するには、少なくとも年収ベースで300万円の増加がなくてはならないが、同じ会社に在籍していて、短期的にそれだけ給与を上げてもらうというのは考えにくいからである(もっとも、この計算は税引き前の年収ベースなので、手取りを考えるともっと上昇幅が大きくなければならない)。そう思うと、MBA後のキャリアが以外と少ないというのは頷けるところで、要するに投資額に見合った給与を出せる会社が世の中にそもそも少ないのである。6月いっぱいくらいまではあまり余裕がなさそうだけれど、7月から集中して面接を受けたいなあというところ。その時期にスーツを着るのはかなりおっくうだが、まあ仕方ないだろう。

 

また上記に加えて、次の主戦場が決まったところで、今度は自分のビジネスを立ち上げるための準備も始めなければならない。こちらはそう急ぎではないけれど、自分の人生をトータルで考えたときに、必ず必要となるピースである。

 

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2月のテレビやら、「半端ない」という言葉への嫌悪感やら、いろいろ書きたいことはあるのだけれど、いかんせん余裕がない。なにしろ仕事・家庭・勉強に加えて、就職活動に取りかかろうとしている段階なので、まあこれは仕方ないだろう。ポジティブな側面としては、欲求の種類がとても単純なものになってきているということである。例えば「爪を切りたい」とか、「靴を磨きたい」だとかそんなレベルのものばかりで、とても存在の不条理に悩む余裕などない。まあとりあえず6月いっぱいはこのまま走り、7月からはtransitionを始めるというストーリーになりそうである。今年はゴーヤを育てる時間を確保できるだろうか。

 

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どうでもいい話なのだが、なぜシャルロット・コルデーはマラーの浴室まで入ることができたのだろう。現代の感覚だと、「ごめん、ちょっと待ってもらって」か、「つまみ出せ」なってしまうのが普通だと思うのだが。 この間お風呂につかりながら、「いやあ、ここじゃ逃げ場もないなあ」と一人考え込んでしまった。