新しいストーリー

正月休みももう終わりである。慌ただしい日々が始まる前に、一度くらいブログを更新しておこうと思い、キーボードを叩いている。年末からそのために時間をとろうとは思っていたのだけれど、あまりの疲れのためかどうも気乗りがせず、今日まで伸ばし伸ばしにしてしまった。

 

☆☆☆

 

この9日間それなりに考えた今の時点での結論としては、今のペースで仕事を続けるというのはそろそろ限界に近いということだ。体力的な点というよりは、精神面、モチベーションの維持が難しくなってきたことが大きい。考えてみると、この東京という街で働きはじめて、もう13年近くもの時間が経っているわけである。その間、いろいろなところに出張に行ったり、MBAを取得したりと、それなりに動きはあったけれども、朝起きる→会社に行って働く→帰ってくるという根本的なルーティンは変わることなく続いてきたわけである。正直、これで飽きるなというほうが難しいというのが正直なところである。しかも、幸か不幸か、僕はMBAを通して、国境を軽々と超えて仕事を見つけていく同級生を目の当たりにしてきた。そうなると、自分のキャリアにも似たものを求めたくなってしまうのは、人間の性ではないか。もちろん、それが「他者の欲望」であることは否定できないけれども。

 

ともあれ、そういうわけで今年はリロケーションのオプションをいくつか探る――というか、決めにいく。社内で今と似たような仕事を見つけることそのものの難しさに加え、妻の仕事、子どもの学校などいくつもの困難はあるだろうけれども、もうこれは満足できる40代を迎えるために、越えなくてはならない試練なのだと思う。もちろん、結果がどうなるかなんてわからないけれど、おそらくチャレンジしなかったら僕は一生後悔することになるだろう。それが嫌だったら、リスクがどのようなものであれ、飛び込むしかないのである。

 

さて、どこを狙うか。US本社か、UKか、はたまたシンガポールか香港か(どこも生活費高いな…)。まだ何も決まっていないけれど、とにかく今年はもがいてみようと思う。もがかないことには次のストーリーは始まらないのである。少なくとも僕が満足できる仕方では。