2021

終わってみればあっという間という感じではあるのだが、なかなか充実した冬休みを過ごすことができたように思う。個人的に一番テコ入れしたかった勉強面ではさしたる進捗が見られなかったものの、「気になっていたけれども、できていなかったこと」のほとんどを整理することができた(例えば、CPEポートフォリオのリバランスなど)。欲を言えば、もう少し読書時間をとって、古典小説を読みたかったというのはあるけれど、まあこれは言い出したらキリがない話になってしまうだろう。

 

☆☆☆

 

今回ちょっと変わり種の自己投資として、話し声を変えるための研修に1日参加してきた。三が日からこんなトレーニングに出ているのはきっと自分くらいだと思ったのだが、もう一人参加者がいて、しかも同業他社であった。この研修、もちろんそれなりに得るものはあったし、自分の声にはっきりとした変化も感じ取れたのだが、エッセンス部分であればおそらく1~2時間で完了する内容なので、どうしても割高感が否めなかったというのが正直な感想である。妻に「強羅花壇にでも泊ったほうがよかったんじゃない?」と言われたら、けっこう旗色は悪いのではないかという気がする。あくまで副産物ではあるが、自分が独立するのであればセミナー講師とかはやめておこうと思った。

 

☆☆☆

 

2020年が「色のない年」だったからだろうか、2021年に関しても自分の中に確固たる目標や"north star"がいまいち見つかっていないというのが率直な実感である。新年一発目の記事としてはおそらくそういうものを書くのが適切なのだろうが、コロナ禍という砂漠を歩いているうちに、自分の中にある野心や瑞々しさが当の僕にも見えなくなってしまったような感がある。とはいっても、明日からはまた嵐が始まるので、そんなことを考える暇さえもなくなってしまうのだろうが…。とりあえず1月は厄払いにでも行こうと思う。高等教育で哲学を修めてからというもの、僕はずっと無神論者を自称しているが、神事の類はけっこう好きなのである。