高層ビルとガレー船

いろいろ書きたい書きたいとは思いつつ、アイデアが浮かんでは消えていく。特に非モテと実存に関する文書を書きたいと思ってはいたのだが、それを結晶化するだけの時間も気力もあんまり残っていないのである。たぶん実務的なことにリソースをとられすぎなのだろう。無理もない、過去10日間で僕はお偉いさん向けのレポートを16枚レビュー・添削したのである(もちろん仕事はそれだけではない)。回ってくる資料の英語のレベルはだいたいにおいてpoorであり、それを「英語母語使用者がストレスなく読めるものにする」という、必要だがあまり生産的とは言えない作業に大量の時間を投下して、結果ほとほと疲れてしまった。毎晩そういう作業をKid A(特にNational Anthem)を聴きながらやっていたら、だんだん何が仕事でなにがそうじゃないんだかわからなくなってしまった。

 

というわけで疲れた上に大変寒いのでもう寝る。週末はもっとマトモなことを書きたい。こんな消耗をいつまで続けるのだろう。ここはまるで快適さだけが過度に改善された奴隷船のようだ。