真人間への道

相変わらずコンスタントにそこそこの人が訪れてくれているようなのだが、やはりあまり濃い記事を書こうという意欲に乏しい…などと頭から言ってしまうのは元も子もないのだが、プライベートに残されているリソースが少ない以上仕方ないのである(開き直り)。というわけで、申し訳程度に思いついたことを2、3記しておく。仕事のことは書かない。

 

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読書を再開した。先月まであまりにも稼働がパツパツで、家で何かを読もうという気にすらなれなかったのである。久しぶりに何を読もうかというところで、久しぶりにスタロバンスキーを手に取ってみたのだが(この人も最近鬼籍に入ってしまったようだ)、あまりアタマに入ってこない。改めて思うけれども、こういう種類の本は、競争社会でゴリゴリと仕事をしているような人間が、なけなしの空き時間で読むような種類のものではないのだろう。もちろん興味を失ったというわけではないのだが、単純に今の僕の人生のベクトルがそういう方向に向いていないという話だ。というわけで、家でも仕事と戦略の本を読む。自分が成長しているのか、薄っぺらい人間になっているのかは我ながらよくわからない。

 

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朝型生活に切り替えた。ここ2週間ほど5時台に起床して、1.5時間ほど仕事をするというサイクルにしているのだが、よく言われるように、生産性はこれでだいぶ上がったような気がする。セロトニンの力なのかよくわからないが、朝だと重めの仕事にとりかかるときの心理的障壁が深夜より2、3段階低い気がする。しかしながら、年々自分が健全になっていく(たぶん)ことを思うと、人間とはわからないものだなと本当に思う。きっと15年前の僕が今の自分を見たら、「なんだこの東急ピープル然とした小市民野郎は」とでもきっと思うだろうからだ。僕だって我ながらそう思う。でもそれはそうとして、何らかの必然性があってそうなってきたのだろう、とも。

 

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僕の歯の治療が完了するのと、次のブラックマンデーが来るのはどちらが早いのだろう?ドイツ銀行やUKのEU離脱をめぐる記事を読んでいると、どうも後者のほうが早いのではないかという気がする。国際経済はかなり危険な状況のように思えるのだが、国内のメディアからはさほど懸念が伝えられていない(ように見える)のはなぜなのだろう。単に僕がそういったものに目を通せていないだけなのかもしれなけれど。