世の中は三連休だというのに

またずいぶん間が空いてしまった。この9月は5月に勝るとも劣らないほどするべきことが多く、三連休にもかかわらず、するべきことのリストがまったく減らないという状況が慢性的に続いている。学校関連の課題も相変わらず重いのだが、それ以上に引き継ぎと送別会に時間をとられており、少なくとも来週いっぱいはまったく休めそうにない。今の会社では、なんとなく人間関係が希薄だったなあと感じていたのだが、いざ退職するとなったら、偉い人たちからスタッフの人たちまで、いろいろな人が送別会を企画してくれて、スケジュール調整に苦慮しながらもうれしい驚きを感じている。会社を去るとはいっても、やはり人間関係は結局個人と個人に帰着するので、こういう縁はひとつひとつ大事にしたいなあと思う。

 

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今日は起業論の授業で、課題は新規ビジネスの案を出すといったものであった。いろいろ考えたあげく、僕が出したアイデアは、「遊び相手・話し相手がほしい人たちのところに、友達を派遣する」というビジネスであった。我ながら、「こりゃあ噴飯ものかなあ」と思っていたし、同じグループのメンバーにも、「すげえ日本人的な発想だな」と言われていたので、どうなることやらと思っていたのだが、意外にも先生からの反応は悪くなかった(10点満点で8点)。まあもちろん、僕が実際に起業するとして、このアイデアで投資家から資金調達ができるとはとても思えないのだが…。ともあれ、将来的に自分の手でビジネスを生むということを現実的に考えると、そういうところの引き出しをもっと増やす必要があるし、思考回路そのものを変えていかなければなあと思った。

 

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ひどく逆説的ではあるのだが、そろそろ自分の勉強がしたい、というかしなければならない。仕事をしながらMBAの勉強なんかをしていると、結局双方の課題に追われてしまって、「自分が本来必要だと思っていること」の勉強がほぼできないため、若干のストレスを感じはじめている。次の仕事関連の本も読みたいし、投資や語学の勉強もしたい(ちなみに、英語の学習をする場としては、残念ながら、MBAは効率がいいとは言えない)。もちろん、久しぶりに哲学の本を読みたいという気持ちもある。おそらくは、12月に学校が終わったら、このあたりの整理も含めて、年度内いっぱいは向こう3年ほどの地ならしをする時期になるのだろうと思う。37歳――僕がずっとマイルストーンとして考えていた歳だ。

 

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ということで、退職・入社まであと1週間、卒業まで2ヶ月半。自分でもよくわからない状態だが、とりあえずは目の前の課題をひとつひとつしっかりとこなすようにしたい。次のエントリを書く頃には、おそらくは次の会社に移っているだろう。秋の訪れとともに、僕の日常は大きな変化を迎える。感情が追いついていけないほどの速さで。