Up to the eyeballs

次こそは2月にテレビ出演したときのことに関する考察めいたものを書こうと思っていたのだが、結局忙殺されてばかりで、なにかを熟慮するということがまったくできておらず、いきおい今回もそれを見送らざるを得ない状況である。ここ最近はほぼ非常宣言状態で、家事や子どものための時間も削らざるを得ず、妻への負担が大きい状態が続いてしまっているのが非常に心苦しい。このあたりの「人様に迷惑をかけたくない」という部分は、自分が日本人であることを非常に感じさせられる部分である。とりあえず、来週からシッターを週一度手配して、妻の負担を少しでも軽減する予定。

 

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大学院時代の友だち(女の子)に久しぶりに連絡したところ、返ってきたメールの文体がとても柔らかくなっていて驚いた。テクスト批評なんかをやっていた人で、そのせいかちょっとしたやりとりのメールなんかでも冷たさというか、薄い壁のようなものを感じさせるところがあったのだが、今回そういうものは一切感じられなかった。時代錯誤めいて聞こえるかもしれないけれど、やっぱり結婚・子育てという経験が精神的成長の上で果たす役割は、とりわけ女の人にとって大きいのだろうなあと思った。夏くらいに子連れ同士で会えたらいいね、との由。こういうのはなんだか素敵だ。

 

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MBAで行っているプロジェクトはいよいよ佳境に入ってきて、これからエグゼクティヴへのインタビューを順次行っていく予定。僕は各国のカントリーマネージャ5人に30分のインタビューを行う予定なのだが、その中には某日系大手企業の役員も含まれており、けっこう緊張している。こういうとき、英語だと一枚壁があってプレッシャーを感じることは少ないのだが、日本語だと良くも悪くもわかりすぎてしまう部分があるため、また違った難しさがある。まあいずれにせよ決められたことを淡々とこなすしかないのだが…。

 

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今週は水曜日からまたシンガポールで、プロジェクトの報告と3日間の授業。行きも帰りも深夜便なので若干体力が心配だが、今回は僕が好きなシンガポール航空なので、それを励みにがんばろうと思う。水曜日までにあと2本短いレポートを書かなければならないので、月曜火曜も落ち着きのない2日間になりそうである。