落日

前回危惧していたとおり、僕が籍を置いている日本法人でもレイオフが開始されてしまい、各所で波紋を呼んでいる。幸い僕自身には特にインパクトは出ていないものの、全容を把握しきれておらず、社内でのやりとりに非常に気を遣わざるを得ない毎日である。僕が入社した4年半前は、成長率60%がターゲットとか言っていたのに、今は別の世界のようである。

 

こんな中でも僕はまた大本営発表用のプレゼンテーションを作るのだ。「XXXというお客様での採用が決まりました、、」とか耳ざわりのよい言葉を乗せて。葛藤。自我が多少なりとも発達した者であれば、誰であれその二文字が頭に浮かんでしまうような状況だろう。

 

そんな状況を体も察したのか、今週末はどうにも体調が優れなかったため、グールドのブラームスを聴きながら、甘酒を飲んでのんびりと過ごした。雨とともにこの憂鬱もどこかに流れていってくれればよいのだが。