シルバーウィーク

上司が海外出張中のため、珍しくスケジュールに余裕のある週明けであった。台風予報だったこともあって、家にこもるにはまあ最適と言っていい日である。というわけで多少時間もあるので、ここ一週間くらいであったことを簡単にメモしておく。しかしいつも思うのだが、こんなごく簡単かつ個人的なメモでも読んでくれる人がいるというのは本当に不思議なものである。

 

☆☆☆

 

金曜の夜は新卒入社時の友人と会い、『グレート・ギャツビー』に刻まれた男性のセクシュアリティについてワインを飲みながら語る。「あれはアメリカ文学史上の金字塔とか言われているけれども、女の人はああいうのは感覚的に理解できるのかなあ」とか何とか。正直酔っ払っているので、細かいことはあまり気にしていないし、political correctnessへの配慮などは猫の額ほどにもない。まあ金曜の夜にそんなことを必要以上に気にするというのは野暮というものだろう。そんな感じでほろ酔い加減で自宅に戻り、そこからまた仕事を始める。判断力は鈍っているはずなのだが、なぜかいつもより速いスピードで議事録を仕上げることができた。どうでもいいのだが。

 

☆☆☆

 

日曜は娘の学校の文化祭に行く。学校の女の子たちは皆初々しくて可愛らしく、また娘の絵はなかなか悪くない出来栄えであったが、特にそれ以上の感慨は浮かばなかった。COVIDの世界になってしまってから、人が多いところにいくとそれだけで疲れてしまうようなところがあり、この日も例外ではなかったように思う。というわけで、例によってこの学校でも図書館に行き、『グレート・ギャツビー』の最終章を比較して読んでいた(アホかと)。最終章全体だと村上訳が出色の出来だと思うが、最後のフレーズはやはり野崎訳がいい。その後は横にあったラディゲをパラパラと読んでいたが、今どきの女子中学生でラディゲを読むような早熟の子はいるのだろうか?でも当のラディゲはそれを17歳くらいで書いていたんだな…などと一人で思い、娘の通う中学校でそれを読んでいる40歳の自分がなんだか滑稽に思えてしまった。

 

☆☆☆

 

スノーヴァ新横浜にてスキーの練習をする。次女もようやくハの字でそれなりに滑れるようになったので、今年は初心者コースであれば家族でも行けそうである。ウインタースポーツはここ数年ずっとできていなかったので、今年の冬は少し頻度を増やしたいところだ。今年の冬休みは雪山→温泉→フランス語練習というルーティンで攻めてみたい。冬休みに白馬あたりに行けるといいのだが。

 

☆☆☆

 

迷ったものの、11月のDELFを受けることにした。旧友にそんなことを言ったら「なんでDALFじゃなくてDELFなんだよ」とか言われそうなのでこっそりと受験する。あと6週間くらいなので、とりあえず暗記に励みたいところである。しかし、40代になると試験というのはとてもいいものだなと思う。試されている感じがするというか、、、。おそらく勉強や試験での成功体験がそこそこあるからそんなことが言えるのかもしれないけれど。